SDGs・サステナブル・エシカルの意味は?押さえておきたいキーワード&認証マーク5選

SDGs・サステナブル・エシカルの意味は?押さえておきたいキーワード&認証マーク5選

今や一般的になった 「SDGs」「サステナブル」という言葉。最近は「エシカル消費」という言葉も生まれ、企業や消費者の社会・環境意識の高まりが顕著になっています。今回は、近年聞かれるようになったこれらのキーワードを分かりやすく解説します。

また、環境保全に関わる認証マーク5選をご紹介します。個人や家庭単位で資源を大切にすることはもちろん、認証マークを基準に商品やメーカー・企業を選ぶことも、消費者ができる環境保全の取り組みの1つ。ぜひ、この記事を参考にできることからSDGsの取り組みを始めましょう。

 

押さえておきたい社会・環境問題キーワード
① サステナブル
② SDGs
③ エシカル消費
④ フェアトレード
知っておきたい認証マーク5選
① B Corp(ビーコープ)
② レインフォレスト・アライアンス認証
③ 国際フェアトレード認証
④ 有機JAS
⑤ オーガニックテキスタイル世界基準


SDGs・サステナブル・エシカルの意味は?押さえておきたいキーワード

「SDGs」「サステナブル」「エシカル消費」など、最近よく聞かれるこれらの言葉。何となく分かるけど、明確な定義は知らないという方も少なくないのでは?ここからは、これらのキーワードの意味とポイントになる考え方について解説します。

 

① サステナブルとは

sustainable

サステナブル(Sustainable)とは、英語の「持続する(Sustain)」「〜できる(able)」からなる形容詞で、 「持続可能な」「耐えられる」といった意味があります。もともと英語圏で使われていた言葉ですが、「SDGs」をきっかけに、日本でも「サステナブル」という言葉が広く知られるようになりました。

例えば「サステナブルな社会」「サステナブルな商品」「サステナブルな暮らし」といった使われ方をします。ベースにあるのは、今ある環境を壊さず、資源を使い過ぎず、 未来のために豊かな地球環境を維持していこうという考えです。

 

② SDGsとは

SDGs

出典:外務省「JAPAN SDGs Action Platform」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html
 

SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。2015年9月の国連サミットで採択された国際目標で、2030年を達成期限として、持続可能でより良い世界の実現を目指しています。「サステナブル」が一般的な概念である一方、「SDGs」は国際目標の固有名詞である、という違いがあります。

SDGsには、17の目標があり、その下に169のターゲット、231の指針が定められています。 SDGsを理解する上で、まずは17の目標を押さえておくと良いでしょう。

 

【SDGs 17の目標】

1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8 働きがいも 経済成長も
9 産業と技術革新の基盤を作ろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップで目標を達成しよう

 

③ エシカル消費とは

エシカル消費

エシカルとは、「倫理的な(ethical)という意味の英語で、近年の環境意識の高まりとともに聞かれるようになった言葉です。「エシカル消費」「エシカル商品」といった使われ方をし、社会や環境に配慮した倫理的・道徳的な行動を意味します。サステナブルもエシカルも、目標とするところは同じです。エシカルな(倫理的な)行動の積み重ねが、サステナブルな(持続可能な)社会の実現に繋がる、と言えるでしょう。

エシカルは、SDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」にあたる概念です。これまでの生産・消費活動によって、食品ロス・化学物質や廃棄物による環境汚染・ゴミ問題など、様々な環境問題が生まれてきました。国や自治体・企業の「つくる責任」と、消費者の「つかう責任」が一体となって、エシカル生産・消費を行い、サステナブルな社会を実現しようという目標です。

 

④ フェアトレードとは

フェアトレード

フェアトレードは、直訳すると「公正な貿易(Fair Trade)」。開発途上国で作られた農作物・製品を適正な価格で継続的に買うことで、 途上国の生産者・労働者の自立を支援する取り組みのことです。長年、途上国の生産者・労働者を先進国が搾取してきた社会問題への反省が、取り組みの背景にあります。

フェアトレードは、SDGsの8番目の目標「働きがいも 経済成長も」に関わっています。
若者や障害者も含むすべての人々が、人間らしい働きがいのある仕事に就くこと。そして、強制労働や人身取引、児童労働をなくすことも目標として掲げています。 

 

消費者としてできること。知っておきたい認証マーク5選

個人ができることは、エシカル消費に努めるほか、環境に配慮した活動を行なっている企業やメーカーの商品を選ぶことも挙げられます。ここからは、知っておきたい認証マーク5選をご紹介しますので、商品などを選ぶ際の参考にしてください。


① B Corp(ビーコープ)

bcorp

正式名称はB Corporation(ビーコーポレーション)で、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられる国際認証制度です。製品の評価ではなく、企業のあり方そのものを評価するのがB Corpの特徴。従業員や消費者・地域社会・環境に対して包括的な利益を生むビジネスであるかを、厳しい審査基準で評価されます。

世界では約4,000社の企業が認証を取得しているB Corp。近年、アジアでも取得の動きが急速に広がっており、日本でも取得を目指す企業が増える見込みです。「FUEL10K」は2013年に食品産業の分野でB Corpの認証を取得しました。食品だけでなく、化粧品・アパレル・教育など認証取得企業は多岐に渡りますので、今後、企業やメーカーを選ぶ際にぜひ注目してみてください。

 

② レインフォレスト・アライアンス認証

レインフォレストアライアンス認証

国際的な環境保護団体「レインフォレスト・アライアンス」が管理する認証のうち、「農園」に特化したものです。環境保全・農家の労働環境や生活保障・農園管理のスキルといった観点で評価を満たした農園に認証が与えられます。

日本では、コーヒー・紅茶・バナナ・チョコレート・パイナップル・オレンジジュース・ルイボスティーなどが対象となります。認証商品を取り扱う日本メーカーも多いため、比較的身近な認証と言えます。普段利用している商品を、認証取得商品に変えることも大切なSDGsの取り組みの1つです。

 

③ 国際フェアトレード認証

国際フェアトレード認証
開発途上国の原料や製品が、公平な条件で取引されていることを認定する制度です。原料が生産されてから、輸出入・加工・製造・完成までの各工程で、基準が守られているかを評価されます。基準では、生産者への適正価格・適切な労働環境・農薬などの使用削減・環境保全などが定められています。

日本で流通する主な商品は、コーヒー・紅茶・チョコレート・コットンなどで、その数は年々増加しています。多くの小売・流通企業が参画していますので、お近くのスーパーや小売店などでフェアトレード認証商品をぜひ探してみてください。

 

④ 有機JAS

有機JAS

JAS法で定められた有機生産基準で生産・加工された食品の認証制度
です。生産の過程において、農薬や化学肥料などの使用・混入がないこと、遺伝子組み換え技術が使用されていないことなどが定められています。

有機JAS認証を受けていない商品が、「有機」「オーガニック」を名乗ることは法律で禁止されています。「有機」「オーガニック」をうたっている商品を見かけることがありますが、購入の際は有機JAS認証マークを確認するようにしてください。

 

⑤ オーガニックテキスタイル世界基準

オーガニックテキスタイル世界基準
コットン・ウール・麻・絹などの繊維製品が「正しくオーガニック」であることを認証する制度です。原料の70%以上がオーガニックであり、原料から消費者の手に渡るまでの全工程で、社会や環境に配慮した方法が実行されていることが定められています。

商品説明などには、オーガニックテキスタイル世界基準(Global Organic Textile Standard)の頭文字をとって「GOTS認証」と記載されます。対象商品には、衣料品・ベッドリネン・タオルのほか、エコバッグや食品保存用のメッシュバッグ、ティーバッグなどもあります。 身近な生活用品にGOTS認証の商品を取り入れてみてはいかがでしょうか。


出典:B Corporation.net / 『国際認証とサステナブル・ラベルから見るオーガニック市場の現在と将来』


消費者ができるSGGsの取り組み。認証マークを知って・選ぼう!

消費者ができるSGGsの取り組み。認証マークを知って・選ぼう!

SDGs・サステナブル・エシカル消費など、押さえておきたいキーワードと認証マークについて解説しました。個人や家庭単位で環境に配慮した生活を意識することはもちろん、認証マークについて知り・選ぶことも、私たち消費者ができるSDGsの取り組みです。豊かな地球環境を未来へ残すために、できることから1つずつ始めていきましょう。